道内人口動態 十勝で1300人の社会減

平成十八年度の道内人口動態で十勝全体では約1300人の社会減になっているとのこと。また約300人の自然減。

音更・芽室・新得は社会増ではあるが新得はほぼ均衡の数値なので、元気のある音更・芽室が社会増なのは納得できます。帯広は自衛隊の縮小に加え、新規宅地が少なく、音更や札内(幕別)に逃げられている背景があるので大規模な企業誘致や南部の宅地造成以外での宅地開発、中心部でのマンション開発が進まないと、これからも人口減が続く事でしょう。

25数年位前、帯広市は15万人くらいだったと思いますが、西は西20条、南は稲田通りくらいまでが市街地でしかも、西は柏林台を過ぎると家はまばらで、南もポスフール(昔のニチイ)を過ぎると遠くに稲田のいちまるが見えました。それに比べて、現在、人口は数万増えただけですが、市街地は拡大し、西は芽室との境界線、南はもう少しで川西に届くまで延びてしまいました。これだけ間延びした市街地では小中学校はもちろん、他の公共施設も適正な配置に出来ず、不便な社会になることでしょう。これからは新規宅地開発をしながら既存の市街地の空洞化を防ぐ手立てが必要のようです。