ばんえい十勝

4月から開幕の新生ばんえい競馬の名称が「ばんえい十勝」と命名されました。

キャッチフレーズは「馬の一発逆転ライブショー」

 ばんえい十勝の準備が着々と進む中、今年度の開催実績が発表されました。全体では約145億2400万円の前年比5.8%減。

入場者数17万7295人の前年比6.8%増。

帯広開催は他の会場より健闘はしているものの、前年比販売額は減、入場者数増で、全国的な関心の高まりから入場者が増えたものの馬券を買う人又は客単価が増えなかったようです。
 帯広では入場者が前年比10%近く増えたのに販売額が5%近く減っているという現実は競馬の運営の難しさが現れているように思えます。ネットで馬券を購入できたり、ナイターや焼肉パーティーができるように出来るようにしても劇的に販売額が増加する事は無いと思う。出来る事なら馬券のギフト券みたいなものを発行して、十勝管内の小売店の売り出しセール等の景品に利用してもらうとかして、一般市民に積極的に来場してもらうキッカケを作らないと大幅な増収にはならないでしょう。また、馬券を買わない来場者にお金を落としてもらう為、飲食関係やグッズ販売や馬券以外の新たなサービスを増やせば流れは変わるかもしれません。

 もし、利益が出たとしても殆どが運営会社に流れてしまう仕組みも黒字になった際は問題になると感じます。赤字になっても黒字になっても安泰にはならない仕組みで何年もつか心配です。関係者各位の努力で存続できましたが、JR池北線が第3セクターの「ちほく高原鉄道」になったときと同じイメージを抱くのは私だけでしょうか。ちほく高原鉄道は今はありません。